(1)社会保険労務士とは?
社会保険労務士は、毎年1回行われる国家試験に合格し、かつ、2年以上の実務経験を有するものに与えられる国家資格です。 社会保険労務士になるためには、資格取得後に、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録し、いずれかの都道府県社会保険労務士会に入会しなければなりません。 なお、会員は開業会員と勤務等会員、社会保険労務士法人の社員及び法人会員のいずれかとなります。
(2)社会保険労務士に業務委託をすると、次のようなメリットがあります
1.企業本来の事業に専念できます
目まぐるしく変わる社会の変化に伴い、労働・社会保険関係諸法令の改正がたびたび行われています。その内容は複雑で、より専門的になってきており、こうした面に精通していないと、業務への適正な対応は難しく、また、誤った対応は経営上の大きなリスクとなります。 スピーディに、正確に処理するため、専門家である社会保険労務士にお任せください。
2.企業の省力化を推進することができます(社会保険、給与計算等のアウトソーシング)
複雑で多様な能力を必要とする人事・労務管理業務には分かりにくく、面倒な面があります。 人事・労務管理の専門スタッフを育成するより、外部の力を活用することで無駄を省け、経営の一助となります。 社会保険労務士は、専門的知識と技能を保有する国家資格者であり、守秘義務が課せられていますので、安心です。
3.事務手続きがスピードアップし、より確かになります
社会保険労務士は、労働・社会保険の加入や脱退、各種給付金、助成金の請求、帳簿書類の作成など労働社会保険の事務手続きを的確に処理します。 的確な処理は企業のリスク管理に役立ちます。そして、迅速な対応は他の事務処理にも好影響を与えます。
4.法改正や、業界・社会動向の最新情報をキャッチアップ!
法改正情報をはじめ、業界知識や社会的動向について社会保険労務士がもつ知識や情報をご活用ください。 良いコミュニケーションで情報を経営に活かしてください。
5.人事・労働管理の専門家の適切なアドバイスが活かせます
あらゆる産業分野で、賃金・人事制度の見直しが行われ、また、労働条件の改善や労働時間の短縮が進められています。労働者の意識も大きく変化しています。反面さまざまな業務の効率化が問われています。そこで必要となるのは戦略やアイデアです。 社会保険労務士は人事・労務管理全般に関する専門コンサルタントとして、事業主および従業員のお役に立ちます。